”ハロゲンランプ”の植物育成に対しての有効性についての問合せがありますので、他のランプと比較しながら、検証していきたいと思います。


ハロゲンランプ長所
1)安定器無しで点灯できる・・・照明器具と電源を直接接続すれば点灯しますので、メタハラのように安定器を介する必要はありません。簡単な照明器具で点灯します。
2)様々な形状・ワット数がある・・・65W〜2000Wくらいまで(100V対応で)の巾があり、得たい光量によって選択できます。
3)Ra100という高演色性・・・平均演色評価数(物の本来の色合いを表現する数値)が最高のRa100なので、商品展示場や店舗照明によく用いられます。


ハロゲンランプ短所
1)発光効率(lm/w)が悪い・・・ランプで消費される電力の大部分が赤外線として放出されるため、可視光線としては10%くらいしかありません。
ちなみに、
・蛍光灯110W(白色)・・・全光束(光源の明るさ)9000lm、
・メタルハライドランプ100W・・・ 全光束6500lm、
・ハロゲンランプ100W(JD形) ・・・全光束1600lm
2)寿命が短い・・・蛍光灯12000時間、メタルハライドランプ6000時間、
ハロゲンランプ2000時間 (それぞれ100wで比較)



ハロゲンランプの分光分布図
(クリックすれば拡大します)

ご覧のように、近赤外線以上の長波長の放射にかなりの部分を占めています。
ただし、光合成に有効な波長、つまり葉緑素の吸収波長域は400nm〜700nmで、その中でも第一に赤色(640〜690nm)と、第二に青色(420〜470nm)が特に大切といわれています。
ですのでハロゲンランプの波長は、植物育成に有効な部分より無駄な部分が圧倒的に多いと思われます。

・・・分かりやすい資料を見つけました。こちらへ



結論・・・
上記分光分布図や長所・短所を考え合わせると、植物育成目的に”ハロゲンランプ”を用いることは、当社としてあえて薦めません。光質に無駄な部分が多くて、効果/費用を考えると他のランプ(メタハラ・蛍光ランプ)を用いるほうがよいと思います。




園芸栽培・植物育成目的の場合は、各メーカーのランプカタログの分光分布図を参考にしてください。
光合成に有効な波長、つまり葉緑素の吸収波長域は400nm〜700nmです。その中でも第一に赤色光(640〜690nm)と、第二に青色光(420〜470nm)が特に大切といわれています。
(植物の形態形成も、この赤色光と青色光がバランスよく放射されることで、より良い影響を及ぼします)
この波長域が十分かつ満遍なく発光しているメタルハライドランプ(250w以上)は下記のページへ 

園芸栽培、植物育成目的として提案する、メタルハライドランプ(MH)、高圧ナトリウムランプ(HPS)のページ


植物育成用蛍光ランプのページ
メタルハライドランプに比べて光量はかなり落ちますが、メタルハライドの取付けに自信のない方はこちらへ (東大・京大・日大・埼玉大への納品実績はあります《2007/07》)